第26集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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朗 読 者 朗 読 者 たしつばたし当とじ時、私わは三歳さでしたが、疑ぎん問を持もち、日にん本が戦せう争に負まけかけていると感かろい色いろ々と調しべられた後あ、わけが分わからないまま船ふの底そに詰つめ込こまれ、僅わかな食たべ物もだけで、長なき崎の佐さ世保港こに向むかいました。数すカ月げは早はき岐にいました。生せつ活もきつく、母はと妹いとと三人にで長なき崎へ行いきました。つま夏なえ前の六月が過すぎ頃ごだったと思おいます。たら母はは働はくために妹いとを里さご子に出だしました。たしがさ私わと母はは長なき崎の中な新町で暮くらすことになりました。たしがさいかもうかしんまちりょいたっぽたしつつんそがさもうリュックサックの中なにはたくさんの衣いう料が入はっていました。毛けわ皮のオーバーの下しには着きられるだけの服ふや下しぎ着を着きていました。その時と、私わの毛けわ皮のオーバーの裾すを兵へい隊さんがナイフで切きり裂さきました。それは貴きん金属ぞを隠かしていないかを調しべるためだったそうです。「何なでおじさんたちはこんな事こするんだろう」と、私わは思おっていました。すると、骨ここ箱をね・・・、私わが首くにかけていた骨こぼ壷を揺ゆすったんです。そして、ゴザの上うにひっくり返かしたのです。全ぜぶ部!じました。59⑦⑥ろつもはとはいつうはんのせぼうとらねこずええんびとんもくくきらそがきたくたかいがもいうん
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