第26集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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朗 読 者 朗 読 者 ころちゅょうね途とう中、少しん年が橋はの欄らん干に手てをのせ、膝ひを折おり、右み眼めま玉は飛とび出だし、遠とくをじっんかんよこ玄げ関横の防ぼか火用よい水が割われずに残のっていました。くし爆ばん心地ちから五百メートルもない家いは燃もえ尽つき、炊す事場付ふん近に母はの裁さ縫箱のなわ金かく枠だけが残のっていました。そばに白しい人ひの骨ほがあり、たぶんこれが母かちゃっこょくた白はつ骨が、食しく卓を囲かむように五いつ丸まく並なんでいました。つりょ上うから強つい圧あく力で一いん瞬にして押おしつぶされたのか、骨ほは一ひり人ひとり重かなっんぱころんかうすなりっしゅんしけあいほうばこ「今いから、家いに行いってみます」そう言いうと、兵へし士が心しい配してくれました。「行いく所となかったら、ここへ戻もってこいよ」「はい」あぁ、帰かってくる所とがあるんだと、少すし安あん心しました。と見みつめていた。今いにも歩あきだしそうにして死しんでいる。さらに歩あいて行いくと、黒くこ焦げの死しい体、白しい骨ほになった死しい体。そんな中なで、家いが分わかるのかなと思おったが、やはり分わかりましたね。んだろうなと思おいました。隣との家いの焼やと跡には、実じの母はときょうだい四人にの49⑫⑪((正兵人士))(正人)こつるらよえねとさえもつはんうこえかもころとねあえいじばきはろるたろねたえまどいえこるまざしぎだお

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