第26集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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朗 読 者 朗 読 者 (敬子の声)(友だちの声)ょう小ちさな鋲びを作つりました。毎まち日毎まち日、朝あ八時じから八時じん間働はきました。寮りでのいか生せつ活は一ひ部屋に十名めぐらいで、二ふり人寝ねの雑ざ魚寝でした。ご飯はも茶ちん碗一杯ぱだけ。いかんたけきえたもう⑤④もげらおにましとどらどきおそいつさかはつんいたえたいやへとんこねいくいさかょうわ昭し 和二〇(一九四五)年ね七月が三〇日にろ頃、十七歳さの私わは、突とん然、自じく宅に帰かさゅうか向むかっている途とう中、警けう報のサイレンが二度ど鳴なり、急いいで学がう校に行いきました。ろしょがくいん広ひま島女じ学院の講こう堂で礼れい拝が終おわり、教きつ室に戻もろうとした時とです。講こう堂の大おどろっしゅ一いん瞬驚おきました。たしいじょうぶ私わは陰かで大だ丈夫でしたが、隣との友とだちを見みると、硝がす子戸どを通として光ひが当あたっ友とだちが痛いみに声こを上あげたその時と、建たの物が総そくずれになり、私わたちはそのいにじょちゅいほいはうどかりなりいにちごっこょうしてもたらつぜたしんらっこょうゃわうどかりたしそういう生せつ活を一年ね以いう上しました。れました。母はが迎むえに来きてくれ、久ひしぶりのわが家やにホッとしました。それから一週しん間後ごの八月が六むか日、学がう校に来くるようにと連れく絡がありました。きな硝がす子窓まの外そで、ピカッと光ひが走はりました。カメラのフラッシュのようで、「えっ、何な?今いのは・・・」たところを火やど傷していたんです。「痛いい!」34

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