第26集 つたえてください あしたへ・・・・・・
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後のに拾ひえるだけは拾ひったんですが、いまだに広ひま島の川かの底そに親おじ父らしい骨ほがあったとか、お袋ふが足あだけ残のっとったとか、手てだけ残のっとったけど身かだ体は灰はだけとか。心しう臓いうのはね、燃もえないんですよ、なかなかね。心しう臓のとこだけ残のっとって中なに飛とび込こんだか、瀬せ戸内海に流なれて行いったか、分わかりませ骨ほを除のけよう、重じ 機で骨ほを全ぜぶ部除のけて川かを流なれるようにしに入はって骨ほをわーっと山やのように積つみ上あげて、火ひをつけて燃もやすんですよ。重じ 油をブッかけて、燃もやしてしまう。そうせんと川かが止とまってしまう。それは代だ表的な状じ況で、元も安川だけの問もい題ではないんです。至いる所と、骨ほがいっぱいなんです。はお骨こがあるんです。その年とに死しんだ人ひは十四万まん人。その内うの七万まん人は、何なとかどうも女おらしいので、これがうちのお母かさんかなと言いうて拾ひえる人ひは皆み拾ひった。どうしても分わからん人ひ、行ゆえ方不ふい明、川かのん。川かに向むかって一いう生懸けい命逃にげた人ひは、どこ行いったか分わからん。米べん軍が川かが流なれんようになったのは何なでか、骨ほだと。じゃた。実じはそれが行ゆえ方不ふい明者しなんですが、そんな小ちさい骨ほまでは拾ひっておりません。川かの底そにはいまだに多おくの人ひが眠ねってゅうゆんだんなっしょいぐゅうきいひょうてきょうきょうころんにくろんぞんめこわろおとむゃめくついねねねわがんがわんねわとかいいなとかがろなととくめわあろいんご ま なまもれつな としちんねやしこらこいおたのおかわせとつ こういとろろちわこゃせむとまねいたねわきしえわたたばゃ たおたおた ししとやすがわろし皆みさんに分わかってもらいたいんですよ。んにんぞいます。られる方か、広ひま島通とられる方か、新し幹線で通とる方か、山さう陽本ほん線にといえば戦せう争の犠ぎい牲者しがいまだに眠ねってるんだという事こを、もちろん広ひま島には、いいところいっぱいありますよ。しかし、この川かの中なに多おくの、戦せう争のため犠ぎい牲になった人ひのお骨こがあるんです。どうぞ広ひま島を通とられる方かは祈いってください。それを最さご後に申もし上あげます。その人ひたちがあって、私わは今こち日があるのだと思おいます。今こち日あるのが誰だのおかげか、まずよく考かえて行こう動しよう。そういうことでございます。ありますよ。もういっぱいある。山やほど話ははありますけど、それが原げく爆の実じい態なんですよ。これまでいろいろなことも一いう生懸けい命やってきましたけれど、ボランティアを三〇年ねん やってきまして、九十五歳さですから、もういつ死しんでもおかろしんかんせん新し幹線が広ひま島を走はって、山さう陽本ほん線も走はってます。広ひま島に来ころし乗のる方かも、川かの上うを走はる時とには、この下しに沢たん山の被ひく爆者し、もっんそろしんがうどたしおい私わ、今い、大おそ急ぎで話はしましたが、話はをすればまだいっぱいんばったんよんせんかんせんんそろしんになしっしょんめ仕しと事を五〇年ねやってきました。ろしんよんせくさんにたしなし10
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