第1号議案第3号議案第4号議案第5号議案第第22号号議議案案⑥ 豊かなくらしと地域1. 基調2. 2025年度骨子③ 未来への思い 2025年度取り組むこと④ 事業経営 エフコープのすべての事業活動を通して、地域に暮らす人々の声に応じた事業を進めます。また、「くらしの安全・安心」の視点から、未来に向けて事業基盤を強化し、デジタル技術による効率化や情報共有の円滑化を進め、スタッフ一丸となって事業経営を進めます。⑤ 組織づくり・人づくり 参加・参画を増やすことを目的とした組合員活動(くみかつ)の見直しを進めます。さらに他の協同組合や団体などとの連携を強め、新たな活動や事業につなげます。また、多様な人財が相互理解を深め、誰もが輝き、長く働ける組織・職場づくりのために、人事制度の整備を進めます。自治体と連携し、防災・減災活動、災害後の復興支援も行い、災害に強い地域づくりにも力を入れていきます。また地域コミュニティ活動を活性化するためのとりくみを進めます。2024年度は、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞するなど、日本の平和活動に対して世界的な注目が集まりました。一方、世界各地で紛争などがあとを絶たず、世界の平和は危機的な状況が続いています。また、実質賃金の上昇を超えるエネルギー価格の上昇や、食料品をはじめとした物価の高騰が続く中、私たちの生活環境は厳しい状況に置かれています。さらに、地震や気候変動による大雨災害など、自然災害も頻発しており、地球温暖化対策として、再生可能エネルギーへの転換がますます重要視されています。2025年度は、こうした状況からも、組合員のくらしに対するエフコープへの期待はさらに高まっています。戦後80年を迎える中、平和の重要性を再認識し、組合員の安全・安心で豊かなくらしを守るために、くらしに寄り添った事業運営を進めることが重要です。また2025年は、「国際協同組合年」です。持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた協同組合の実践、社会や経済の発展への協同組合の貢献に対する認知を高めていくことも重要です。以上を踏まえ、「2025年度方針骨子(案)」を提案します。2025年度は、「エフコープ2030年ビジョン」の到達点の見直しを行い、「第12次中期計画」に基づいた事業を進めます。社会状況が厳しさを増す中、今一度、協同組合の定義・価値・原則についての理解を深め、組合員とともに「エフコープ基本理念〜ともに生き、ともにつくる、くらしと地域〜」に沿った活動と事業を展開していきます。① 食への思い 物価高騰は消費者だけでなく生産者にも大きな影響を与えています。食の安全・安心のためには、「組合員・生協」と「生産者・取引先」が継続して協力していく必要があります。そのために学習や交流を促進し、持続可能な生産と消費を進めます。② ひとへの思い 少子高齢化、人口減少が加速する中、子育て世代から高齢者、今後も増加する単身世帯も含めた「くらしの安全・安心」の視点から、高齢者福祉や子育て支援など組合員のくらしを支える活動や事業を展開します。また、奨学金制度の安定的な管理運営を支えます。戦争の悲惨さや地球環境問題について学び、伝えて、平和や環境について実践する活動を進めます。また再生可能エネルギーの普及やフードバンク団体などとの食品ロス削減のとりくみを進めます。52
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