東日本大震災復興支援10年のまとめ
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23253145144参加した組合員の声全校児童の約7割にあたる74名が死亡・行方不明となった石巻市立大川小学校では、子どもたちの冥福を祈りました。南三陸町の旧防災対策庁舎にて。女川町では、地震発生の様子を現地の方から聞きました。みやぎ生協の「東日本大震災学習・資料室」で、津波の高さに驚く参加者。みやぎ生協・蛇田店で、実際に被災した組合員(写真前方左から3人)の話を聞く参加者。その内容に衝撃を受けていました。組合員か つき ようこ香月 耀子さんへび たエフコープでは、2013年から2015年まで「被災地訪問の旅・宮城」を開催し延べ62名の組合員やスタッフが参加。みやぎ生協の「東日本大震災学習・資料室」やみやぎ生協・蛇田店(宮城県石巻市)をはじめ、被災当時の姿が今も残る南三陸町の旧防災対策庁舎や、74名が死亡・行方不明となった石巻市立大川小学校などを見学しました。また、震災直後から約600名の被災者を受け入れたことで知られる「南三陸ホテル観洋」に宿泊し、被災直後の様子について話を聞くなど、被災者の方々との交流なども行いながら、被災の爪痕と復興の今を見て・聞いて感じるとりくみを重ねました。 「津波が来ます!早く逃げてください!!」と最期までマイクを離さなかった女性職員・遠藤未希さんがいた南三陸町の旧防災対策庁舎が、震災遺構として保存されることを望んでいます。また、74名の子どもが津波の犠牲になった石巻市立大川小学校。そのことを描いた絵本『ひまわりのおか』の中の「線を一本足すと天の川小学校になる」というくだりを読むたびに、涙がこぼれます。 被災地のことがますます忘れ去られていくようで、そのことが気に掛かります。へび たえんどう み き 2013年、福岡県内4会場で開催した「東日本大震災被災地報告会」。その中で、多くの組合員から「被災地の現状を、この目で見たい」という声が上がりました。それを受け、同年から毎年「被災地訪問の旅」を開催。これまでに、多くの組合員が参加しています。被災地訪問の旅宮城被災地訪問の旅[宮城・福島]

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