「りんご館」2023年度活動のまとめ
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A電子レンジに入れて、300秒加熱。B途中で混ぜる電子レンジに入れて、2分加熱するごとにスプーンで約30秒かき混ぜながら計300秒加熱。酸価・過酸化物価ヒスタミン異性化液糖牛乳の比重・酸度卵の鮮度ソラニン・チャコニン糖度・pH合 計検査項目項目数容器内のカレーの温度は、ターンテーブルでは中心よりも外側の方が早く上昇し、フラットテーブルでは外側よりも中心の方が早く上昇しました。2分ごとに30秒しっかり混ぜると、全体的に温度は下がりますが、中心と外側の温度の差が徐々になくなり、4分半〜5分でカレー全体の温度が70〜80℃と食べ頃になりました。エフコープ機関誌『ふれあい』2023年12月号卵の検査は、濃厚卵白(卵黄まわりの粘りの強い卵白)の高さや卵殻強度(殻の硬さ)を計測して、鮮度を確認しています。中心温度外側温度中心温度外側温度該当商品なし93項目該当商品なし19項目49項目6項目2項目169項目(温度℃)100(温度℃)100806040206012018080604030秒混ぜる2060120180(温度℃)100(秒)300(温度℃)100(秒)3008060402024060000080604030秒混ぜる240206012018024030秒混ぜる30秒混ぜる240120180(秒)300(秒)300検査項目内訳中心温度外側温度食べ頃の温度食べ頃の温度食べ頃の温度中心温度外側温度食べ頃の温度食べ頃の温度食べ頃の温度88調査内容ターンテーブルターンテーブルフラットテーブルフラットテーブル食べ頃の温度食べ頃の温度食べ頃の温度食べ頃の温度食べ頃の温度食べ頃の温度       ターンテーブルの電子レンジは、食品を回転させることで、1カ所に集中しやすいマイクロ波を均等に当てる仕組み。テーブルの中央部分は移動しないので、温度は外側の方が早く上昇します。一方フラットテーブルの電子レンジは、マイクロ波が効率よく拡散するように工夫されています。プラスチック容器にカレー2食分(360g)を入れて5℃の冷蔵庫で保管後、ターンテーブルとフラットテーブルの電子レンジ2種(各500W)を使って、中心と外側の温度変化を調査しました。そのため加熱ムラは少なくなりますが、庫内のコーナー周辺にマイクロ波が当たりにくい場所があり、温度は中央の方が早く上昇します。どちらのタイプの電子レンジも、加熱ムラが発生する可能性があるので、途中でかきまぜることが有効です。年間検査数04電子レンジの加熱具合の違い132品目169項目混ぜないまとめ2種の電子レンジを使って加熱具合の比較結果結果食品の鮮度・劣化・偽装にかかわる項目について検査を行っています。牛乳の比重・酸度、卵の鮮度(ハウユニット)、ヒスタミンなどの検査を行っています。品質管理項目検査

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