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おさよさんの「苦手な家事を楽しむために」 第2話

2019年06月08日

なかなか思うようにできない家事を、自分なりにこなせるようにするにはどうすればいい…? 収納や片付け、掃除、料理と、すべてがアイデアに満ちた素敵なライフスタイルが注目されているおさよさんの原点は、“苦手な家事を楽しむ”ことでした。
第1話では結婚後、家事に対して尽きなかった悩みから解放されたいきさつや、当時の思いについてお聞きしました。今回は、そんなおさよさんが考える「苦手な家事とどういうふうに向き合うか」についてお伝えします。

たまには仲間と家事のグチを言い合う

家事ができるだけ苦にならないようにするために、日々、くらしの中でどのように家事と向き合うか。おさよさんから、いくつかのアドバイスをいただきました。

おさよさん:
「『やりたくないけど、やらなければいけない』。家事に対するそんな気持ちは、決して自分だけが感じていることではなく、多くの人が共通で持っているものだと思います。
だったら、時には友だちやママ友、そしてSNSなど通して、思いっきり家事について話したり表現したりすると良いのではないでしょうか。
人って、結局人によって支えられているんですよね。私も、『そう思っているのは私だけじゃない』という事実に、今までどれだけ励まされてきたかわかりません」

「やる気スイッチ」のための音楽を用意

おさよさん:
「『やる気スイッチがなかなか入らない』という声をよく聞きますが、そんな時、スイッチをオンにするために私がやっていること、それは音楽です。
例えば、食器を洗ってシンクを元通りの状態にするまでに20分程度掛かるとしたら、20分間のプレイリストを作っておいて、曲が終わるまでに片付けてしまうんです。『終わらせたらソファーが私を待っている!』と思いながら(笑)。
私は毎朝の掃除にもだいたい20分ほど費やしますが、やる気が出ない時はいつもこの作戦。リストの中にはレディー・ガガやビヨンセなどのノリノリの曲もあって、自分を奮い立たせています(笑)」

苦手な家事に「好きなもの」を取り入れる

おさよさん:
「もう一つ、おすすめの方法があります。それは、お気に入りのものを使って、気持ちを盛り上げる方法です。
シンク磨きがおっくうなら、好きな香りの精油を加えたスプレーで磨いてみる。掃除道具一つにしても、なんとなく使うのではなく、自分がしっくりくるポイントをたまに声に出しながら掃除する。『このフローリングワイパーは力が入れやすいし、シートのズレもなく、収納した時のサイズ感もベスト。そしてこのシンプルな見た目。うん、やっぱいいわ〜!』って感じで(笑)。だいぶ変態っぽいですが、だまされたと思ってやってみてください(笑)」

家事ができることがゴールではない

おさよさんは、「家事ができるようになることが決してゴールではない」と語ります。

おさよさん:
「家事をうまくこなせるようになった、お部屋もきれいに片付いた。さて、あなたは何がやりたいですか? 家の中でどのような時間を過ごしたいですか? 大事なのは、そこだと思うんです。
私は、子どもと料理をするような心の余裕がほしい。お茶とお菓子で、おうちカフェをしたい。好きな映画をゆっくり観たい…いつもそんなふうに妄想しています(笑)。
家事ができるようになったら、些細なことでもいいので、その先の希望や目標を持つようにする。それも、家事を頑張るためのモチベーションを保つ秘訣です。思いつくまま紙に書き出してみると、より家事のモチベーションがUPしますよ」

ぜひ、自分に逃げ道を作ってあげて

おさよさん:
「私は以前、何ごとにも一生懸命に向き合いすぎて、“できない”プレッシャーに押しつぶされてばかりでした。でも、最近は心の逃げ道を作れるようになりました。

夕食をお惣菜ですませた日は、『今日も忙しかったけど、へとへとにならずに楽しく食事ができた』。食器を洗わずに寝てしまったら、『おかげでたっぷり眠れたから、今日も頑張れる』という具合です。
子育て中のお母さんは、日々の生活のすべてが子ども中心になりがち。そうなると気持ちにも余裕ができずに、なおさらイライラしたり、できない自分が情けなかったりするものです。そうならないためにも、自分に逃げ道を作って自分を許してあげることは、とてもとても大切なことだと実感しています」

家事は、やればやるだけできるようになる

最後に、おさよさんから読者の方へ、あたたかいメッセージをいただきました。

おさよさん:
「私は今でも、家事の中で『これは得意だ』と胸を張って言えるものは一つもありません。でも、苦手だったり、やりたくなかったりしても、それをやらなければいけない。くらしとは、そういうものだと思うんです。もちろん、家族の協力も必要ですが。

家事は、やればやるほどその技術が身に付くもの。小さなことでも、できたことを積み重ねていけば、きっと自分に合った方法だって見つかるはず。
自分の一番の応援団は自分。ぜひ、それぞれ家の中に豊かな時間の種を自由に撒いていってほしいですね」

おっとりとした雰囲気の中に、家庭を支える強さや、育ち盛りの子どもを育てるたくましさを秘めたおさよさん。等身大の自分を大切にしながら、家事と向き合っています。7月には、そんなおさよさんから教わる“家族との家事のシェア”についてお届けします。どうぞお楽しみに!

Profile

おさよさん

整理収納アドバイザー、整理収納教育士、掃除技能検定士、片づけ遊び指導士認定講師。
9歳の長男、6歳の長女の母。数年前に投稿を始めた整理や収納、掃除などの独自の方法を紹介したインスタグラムが話題に。テレビや雑誌などでも活躍している。
近著は『スッキリ公式本 収納のおさよさんが教えるキレイが続く片づけ』(セブン&アイ出版)、『おさよさん流 がんばらなくてもキレイが続く家事の工夫』(SBクリエイティブ株式会社)。福岡県在住。エフコープ組合員歴9年。
ブログ:「Be yourself
Instagram:osayosan34

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