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4人の子どものシングルマザー・小松美和さんの 子育ては、明るく楽しく、前向きに! 第1話

2018年08月09日

福岡県在住で、節約研究家として数々のメディアで活躍中の小松美和さん。現在、小松さんは今から13年前、10歳の長男を筆頭に4人の子育ての真っ最中に離婚。その後はシングルマザーとして波乱万丈な日々を送りながら、パワフルに子どもたちを育ててきました。「常に明るく楽しく、何でも前向きにとらえること」。そんなふうにポジティブに語る小松さん流の子育てについて、3話にわたってご紹介します。

若々しい姿が印象的な小松さん

「暑かったでしょう。さぁ、どうぞどうぞ!」。そう言って私たちをにこやかに自宅へ迎えてくださった小松さん。元気いっぱいの若々しい姿が印象的です。

小松さん:
「今は18歳になる二女と15歳の三女と3人暮らしです。20歳の長女は一人暮らし、長男は22歳ですが結婚して子どももいます。私は今年で45歳なんですが、すでに孫がいるんですよ(笑)」

慰謝料も養育費も一切要求せずに離婚

昨年出版された自著『月給13万円でも1000万円貯まる節約生活』にも、多くの節約術とともに離婚の背景なども詳しく描かれています。

小松さんは、結婚していた頃は自営業だった夫にもそれなりの収入があり、ずっと専業主婦。お金に苦労することなく、自分のものも子どものものも欲しいものは何でも手に入る。そんな生活を送っていたそうですが…。

小松さん:
「順風満帆な生活の中、家を買おうとしていた時に夫に多額の借金があることが発覚。そのことで夫婦間がぎくしゃくし始めると夫が暴力を振るうようになり、結婚10年目にして、慰謝料も養育費も一切受け取らないことを条件に離婚しました。

当時、長男は10歳、一番下の娘はまだ3歳。私は、独身時代はOLをしていましたが、資格を持っているわけでもないし、手に職があるわけでもない。不安はもちろんありましたが、これからは誰にも頼らず1人で子どもたちを育てていこうと心に強く決め、子ども4人と怒涛のシングルマザー生活が始まりました。

『子どもたちのためなら頑張れる!』と自分に言い聞かせていたのですが、一時的に夫が子どもたちを連れ帰ってしまったことがあって。その時は、将来を悲観して自殺を図ったこともあります。幸い、子どもたちは数カ月で戻ってきましたが、あの時が一番つらかったです」

大変でも、毎日楽しいと感じていた子育て

「毎日弁当を作っているのですが、次女が卵に書いてくれました」と小松さん。「思わず笑みがこぼれますね」と語る小松さんにとってお子さんたちの存在が原動力となっています。

離婚後、小松さんはあらゆる仕事をこなしながら夢中で4人の子どもを育てました。ちなみに離婚した当初、下2人の子どもたちはまだ保育所通い。にも関わらず、朝から夕方までフルタイムで働いていたそうです。

小松さん:
「夕方5時頃に仕事を終えて、保育所に迎えに行き、それから夕飯の支度をしてお風呂に入れて、寝かしつける。毎日毎日ひたすらその繰り返しです。でも、当時を振り返ってみても、苦労したという思いはほとんどないんです。にぎやかですごく楽しい日々だったなぁ、と。

両親も県内に住んでいたのですが、実家に帰ろうという選択肢は全くありませんでした。絶対に親には甘えてはいけないと、そこは女の意地とプライドと根性で(笑)」

苦労を苦労と思わないように

とはいえ、女手一つで4人の子どもを育てるとなるとやはり、それ相当の苦労があったことは間違いないと思うのですが。

小松さん:
「苦労を苦労と思わないようにするというか…。私の子育ての秘訣は、どんなことでも前向きにとらえて楽しむこと。離婚を機にいろいろな経験をして、失敗してたくさん泣いて、行き着いたのがそこでした。

例えば、反抗期の子どもには親も何かとイライラさせられますが、頭ごなしに叱るのではなく、この子は今成長しているんだと考える。学校で何かやらかしても、このことは結果的に子どもにも私にもいい“経験”になると思うようにする。そんな感じで、とにかくポジティブに捉えるんです」

あえて、しっかりとした目標を持たない

そして、小松さんの子育てにはもうひとつの大きな“秘訣”があります。

小松さん:
「これは子育てにも、節約生活にも言えるんですが、『しっかりとした目標を持たないこと』を心掛けていました。私の場合、目標を掲げてしまうと、それが達成できなかった時に挫折したり落ち込んだりと、どうしてもマイナス志向に陥ってしまいがち。だったらそういう思考にならないよう、最初からものごとをアバウトに捉えておく。子どもに対しても大きな理想や目標は掲げないので、自分の思い通りにならなくても、『ま、いっか』って感じで気楽になれます。

でも、もちろんこれはあくまで、大ざっぱな自分の性格に合った私のやり方で(笑)決して目標を持つことを否定しているわけではありません。要は、いろいろな情報に左右されずに、自分にとって一番無理のない、長く続けられる方法を考えればいいということです」。

気負いすぎずに、ラクに子どもと向き合う。そんな小松さんの子育てについて、次回は、日常生活でこれまで実践してきたことや、子どもたちとのコミュニケーションについてご紹介します。

編集:神代裕子 文:丸山砂和 写真:川上信也

Profile

小松美和(こまつみわ)さん
節約研究家。22歳で結婚し、10年後に離婚。シングルマザーとして4人の子どもを育てながら、日常生活でのあらゆる節約生活を実践。6年間で1000万円を貯め、キャッシュで一戸建てを買うという夢を叶える。これまで実践してきた節約のアイデアが話題となり、現在は節約研究家としてテレビや雑誌などで活躍。ABCラジオ「朝も早よから中原秀一郎です」にレギュラー出演中。著書に「月給13万円でも1000万円貯まる節約生活」(アスコム)。
節約研究家 小松美和オフィシャルサイト:http://puich.client.jp/

 

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