くらし

プロに習う、ワザあり!洗濯&シミ抜きのコツ 第2話:漂白剤の使い方

2019年06月03日

福岡市内でクリーニング店を営むトータルクリーニングアドバイザーの桑原義行(くわはらよしゆき)さんに、家庭での上手な洗濯のコツやシミ抜きについて教えていただいています。第1話では、意外と知らないことも多い基本の洗濯の方法についてご紹介しました。今回は、衣類の漂白やシミ抜きの基本ワザについてお話をお聞きします。

漂白は、2種類の漂白剤を使い分ける

今回使ったのは、シャボン玉石けん『酸素系漂白剤』(粉末/写真左)とコープ『高濃度パワー 酸素系漂白剤』(液体/写真右)。

漂白剤には粉末と液体の2種類がありますが、まずはその違いを教えていただきましょう。

桑原さん:
「どちらも酸素系で、粉末は過酸化ナトリウム、液体は過酸化水素が主な成分です。
よりパワフルに漂白できるのは粉末ですが、できれば両方とも常備しておくと便利。黄ばみ予防のために日頃の洗濯に使うのは液体の漂白剤を、黄ばんでしまった衣類やシミを漂白するには粉末のものをというふうに、使い分けるといいでしょう」

黄ばみ取りは、粉末の漂白剤で浸け置き洗いを

黄ばんだ衣類をしっかり漂白するための、漂白剤の使い方にもコツがあるそうです。

桑原さん:
「水よりも、40度程度のぬるま湯を使った方が効果的です。ぬるま湯に規定量の粉末の漂白剤を溶かし、30分ほど浸け置きしてから、他の衣類と一緒に洗濯機で洗いましょう。その際、浸け置きしていた、漂白剤を溶かしたぬるま湯も一緒に入れてしまって構いません。
2回目のすすぎの際、水40ℓに対してお酢10ml、またはクエン酸小さじ半分を加えると、衣類に残った漂白剤の成分もすっきり落とすことができます」

シミはできるだけ早めの処置を

「その腕にかかれば落とせないものはない」と有名で、全国から依頼を受ける桑原さんに、家庭で行うシミ取りの基本的な考え方を伺いました。

桑原さん:
「シミは放っておくとひどくなり、時間がたつほど落ちにくくなりますので、早めに処置しましょう。
まず、シミ抜きをする前に、必ず洗濯表示を確認して、家庭で洗える素材であることを確認してください。洗濯できない衣類についてしまったシミは、クリーニング屋など専門の業者に相談することをおすすめします。

シミ抜きの際には、繊維を傷つけないよう衣類はできるだけ優しく扱うこと。なかなか落ちないからとゴシゴシこすったり、強く揉んだりすることは避けてください」

まずは粉末の漂白剤+洗濯洗剤でシミ抜き

桑原さん:
「洗濯では落ちなかったジュースやお茶などのシミを落とす際は、ぬるま湯10ℓに対し、粉末の漂白剤20gと規定量の洗濯洗剤を溶かします。そこに衣類を入れて30分程度、浸け置きしてください。
シミが取れたら、浸けていたぬるま湯ごと洗濯機に移し、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗います」

落ちないシミには2種類の漂白剤を混ぜ合わせて

上記の方法で落ちないシミには、2種類の漂白剤を混ぜ合わせたシミ抜き剤が効果的なのだとか。

桑原さん:
「粉末と液体の2種類の漂白剤を混ぜて、シミ抜き剤を作ります。粉末の漂白剤小さじ1/2に対して、液体の漂白剤40mlの割合で混ぜ合わせましょう。絵筆や歯ブラシなどを使って、その上澄みをシミに塗り、15~20分ほど置いてください。シミが取れたら他のものと一緒に洗濯します。このシミ抜き剤は作り置きせず、使うたびに混ぜ合わせるようにしてください。
ジュースやお茶、血液などのちょっとしたシミの多くはこの方法で落とすことができますよ」

というわけで、桑原さんによる漂白やシミ抜きの基本ワザ、参考になりましたか? あきらめていた衣類が再びよみがえるチャンスかも! ぜひ試してみてください。
次回は、基本のシミ抜き剤では落ちにくい食品などのシミ抜きの具体的な方法をご紹介します。

編集:神代裕子 文:丸山砂和 写真:藤八州相

教えてくださった方

桑原義行(くわはらよしゆき)さん

トータルクリーニングアドバイザー、品質向上アドバイザー、クリーンウォッシュアドバイザー。福岡市城南区「パステルクリーニング」店主。シミ抜きやクリーニングのプロフェッショナルとして、テレビなどでも取り上げられ、各地に出向いて専門業者向けの指導や講演を行う。「ほとんどのシミは落とせる」ということで、職人技を発揮して日夜、全国から届いたシミと格闘。
パステルクリーニング
福岡市城南区茶山5-26-9
092-864-2345
https://www.pastel929.com/

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