くらし

体スッキリ! セルフ「リンパケア」第1話:リンパケアって何?

2018年09月21日

ちょっとした時間にできる「リンパケア」。実はリンパの流れを良くすることで、健康や美容にうれしい効果が期待できるのです。
今回は、セルフリンパケアのことを日本メディケアリンパ協会講師で、エフコープくらしの学習サポーター※でもある新垣香織さんに教えていただきました。
※専門分野に詳しく、組合員理事などの推薦を受けて講師として登録している組合員のこと。

「リンパケア」で健康的な毎日を

日本でも、近年よく耳にするようになったリンパケア。ドイツでは「リンパドレナージュ」と呼ばれ、医療としてリンパ浮腫などの治療に使われています。

新垣さん:
「『リンパ』とは、血液と同じように、全身を網の目のように巡っている組織の総称で、血管にあたるものが『リンパ管』、その中を流れているのが『リンパ液』です。また、首の周りや鎖骨、わきの下などには『リンパ節』があって、リンパ液と一緒に流れてくるウィルスや細菌、異物を処理する”関所“のような役割を果たしています。

リンパには、病原菌や有害物質を退治して病気から体を守ったり、老廃物を回収したりとさまざまな役割があります。ただ、血液は心臓がポンプとなって全身を巡りますが、リンパにはポンプがなく、呼吸や筋肉・腸の動きなどの力を借りて流れているため、滞りやすいのです」

新垣さん:
「リンパケアは、そんなリンパの流れがスムーズになるように手伝ってあげること。リラクゼーション効果があるほか、体調の維持や健康的な体づくりにつながります。例えば、足のむくみはリンパ液の流れが悪くなって滞るのが原因のひとつですし、年を重ねると首にできるイボも老廃物がたまることでできるのですが、リンパの流れを良くすることで改善が期待できます。また、自律神経を整えたり免疫力を高めたりするほか、美容の面でも良い影響が期待できます」

リンパケアのポイント

新垣さん:
「リンパケアは滞りやすいリンパ液をリンパ節に向かって流してあげることです。その際、強い圧は掛けずに、赤ちゃんの頭をなでるぐらいの圧力で行います。リンパの流れ(上図矢印参照)に合わせて、体の先端から近くのリンパ節に向かってゆっくりさすることで、リンパを『流す』ことができます」。

リンパケアを行う際には、以下の3点に注意しましょう。
◎水分をしっかり摂る
リンパケアを始める前に、コップ1杯程度の水を飲むとより効果的です。

◎鎖骨を意識する
リンパを流す前に、リンパのゴール地点である鎖骨リンパ節(上図②)を軽くさすっておきます。

◎体調が悪い時は流さない
熱があるときやのどが痛いときなどは、悪化する可能性があるのでやめておきましょう。

健康ではつらつとした毎日を

新垣さん:
「リンパケアは、長い時間を掛けなくても、服の上から体をさするだけでも効果があります。日ごろからリンパケアをすることで、健康的な毎日が送れるようになり、自分に自信が持てるなど気持ちの上でも変化が出てくるはず。特に女性は、体にちょっとだけ手を掛けることで、いつまでもきれいで楽しく、笑顔で日々を過ごせるのではないでしょうか。みなさんも毎日の習慣として取り入れてみてくださいね」

体調の維持や健康的な体づくりにつながるというリンパケア。次回は、育児や仕事で忙しいママでもさっと取り入れられる、簡単なリンパケアの方法を教えていただきます。


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教えてくださった方

新垣香織(あらかきかおり)さん
日本メディケアリンパ協会講師。リンパドレナージュの施術を行うほか、組合員活動の拠点「WハートK&M」の活動運営に携わるなど幅広く活動中。3児の母。

◎新垣さんによる講座などが受けられる「WハートK&M」について、詳しくはこちらから。

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