くらし

節約研究家・小松美和さんの楽しく快適!節約ライフ 第1話

2018年08月28日

随所に節約のアイデアがちりばめられ、すっきりと片づいた小松さん宅の台所。見るからに使いやすそうです。

シングルマザーとして4人の子どもを育てる福岡在住の節約研究家・小松美和さん。常に前向きに楽しむ子育てについては特集でご紹介しましたが(記事はこちらから)、実は小松さん、1000万円ためてキャッシュでマイホームを購入したほどの貯蓄の達人。お金をためるために、日常生活のムダを徹底的に省いた節約生活のノウハウは大きな話題となり、現在は節約研究家としてあらゆるメディアで活躍しています。では一体、小松さんはどのような節約ライフを実践しているのでしょうか?
まずはその考え方についてお聞きします。

平均月収13万円で、6年で1000万円貯蓄!

離婚後、4人の子どものシングルマザーとなった小松さん。当時のひっ迫した家計の状況が必然的に節約生活へと向かわせ、夢の実現へとつながりました。

小松さん:
「13年前に離婚した後は4人の子どもを養うためにフルタイムで働きましたが、平均月収は約13万円程度。もちろんそれだけでは生活もままならないため、アフィリエイトなどを利用して副収入を得られるよう、努力していました。頑張っていた時は、多い時で十数万円になったことも。

ただ、元夫からは慰謝料も養育費も一切受け取っていません。そのような状況の中で一家5人が暮らし、なおかつお金をためるとなると、日々の生活の中でどれだけ節約できるかが大きなカギとなります。

そこで、家の中のムダはできる限り省こうと決意したんです。そうしてコツコツと節約して6年間で1000万円をため、結果的に長年の夢だったマイホームをキャッシュで買うことができました」

節約を「我慢」と捉えず、習慣付けること

決して経済的に余裕があるわけでない状況の中、それだけの貯蓄を可能にした小松さんの節約の考え方とは?

小松さん:
「まず、節約を『我慢』と捉えないこと。朝起きて顔を洗ったり歯を磨いたりするのと同じように、節約を『習慣』として楽しみながら暮らしに取り入れるんです。それが、長続きする最大のポイントです。

さらに、そのように節約を習慣づけるためのコツは、『ムダに気づくクセをつけること』と『モノを捨てる際に、他に使い道がないか考えること』。そうすれば、知らず知らずのうちに節約は日々の習慣になるはず。ちなみに私はこれを“節約脳になる“と表現しています(笑)」

出費を抑えるのではなく、徹底的に「ムダ」を省く

数年前、家族全員で念願の海外旅行にも行った時の1枚。楽しむ時はとことん楽しむのが小松さん流です。

小松さん:
「私が6年間で1000万円ためたというと、ほとんどの人は、そうとう切りつめた生活をイメージすると思います。でも、決してそんなことはありません。子どもや自分が欲しいものややりたいことにはできる限りのお金を使いましたし、時には家族みんなで贅沢な外食もしています。定期的に両親を旅行に連れて行ったりもします。

すべての出費を抑えてしまうと、生活はすごく味気ないものになるし、節約も貯金も長続きしないでしょう。先ほども話しましたが、大事なのは徹底的に『ムダ』を省くこと。お金は、使う時はケチらずに使う。このメリハリが大切なんです」

基本は光熱費・食費の節約&保険などのプランの見直し

頑固な油汚れなどの掃除に余計な洗剤や水を使わなくていいよう、コンロはお手入れがラクなIHに変えているそうです。

そんな小松さんの日常生活の中での節約のポイントは、「光熱費」「食費」の節約と、「見直し」の3つに大きく分けられます。

小松さん:
「どの家庭でも、手っ取り早くムダを省けるのは光熱費や食費ではないでしょうか?光熱費で言えばテレビや照明などのつけっ放し、水の出しっ放しなど挙げるときりがありません。

食費にしても、安いからとつい大量に買って腐らせたり、在庫を確認せずに同じものを買ったり。実際、これらのムダは『チリも積もれば…』ということで、かなりの金額になります。

まずは、これまで毎月どれくらい光熱費や食費に使っていたか、節約するとムダな出費をどれくらい抑えられたかなど、家計を“見える化”するためにも、家計簿をつけることをおすすめします。今は簡単で便利に使える家計簿アプリがありますから、ぜひ利用してみてください。

加入している携帯電話や保険のプランなども、どんどん新しいものが出てきますので、定期的にチェックして見直すことも大切ですね」

不要なものはフリマアプリで売る

小松さん:
「ムダを省いたり、他の使い道を考えたりするという私の節約の中で、もうひとつのおすすめしたいのがフリマアプリの活用。私は不要になったモノやいただいたけれど使わないモノ、着ない服などはフリマアプリでどんどん売っています。売り上げが生活費の手助けになることはもちろん、“リサイクル”という意味でもすごくいいことだと思うんです。

フリマアプリはかなり頻繁に利用しているので、買ってくださった方にサッと荷物を送れるよう、カッターやガムテープなど、梱包用のグッズも常にひとまとめにしています」

節約は、家族の協力なしではできない

小松さんの節約術が満載の自著『月給13万円でも1000万円貯まる節約生活』。

このような節約生活を実践する上で大切なのは家族の協力だと小松さんは語ります。

小松さん:
「自分1人が節約しても、家族が協力してくれなければ節約生活は成り立ちません。わが家でも、4人の子どもたち一人ひとりが節約を実践してくれたからこそ、マイホームの夢が叶ったんです。

自著にも書かせていただいていますが、家族の協力を得るためにはぜひ、全員で『どういう目的で、何のために節約するのか』を共有してください。『マイホームを買うため』『家族で旅行をするため』などと目的がはっきりしていると、家族も同じ目標に向かって一緒に頑張れるはずです」

家族全員で、ゲーム感覚で節約を楽しむこと

小松さん:
「私のモットーは生活を楽しむこと。節約も、楽しみながら取り組まなければ、どうしてもネガティブな感情に押されてしまいます。

さらに、節約を楽しむためには、細かいルールや目標を決めすぎない方がいいかもしれません。失敗したりうまくいかなかったりした時に挫折しがちになるからです。常におおらかな気持ちで、『失敗したらまたやり直せばいい』くらいの軽い気持ちで取り組むことも大切です。

今の時代は節約に関してもあらゆる情報があふれています。間違った情報に振り回されて損をしないよう、正しい情報を見極める力も大切ですね。

私は、節約は家族で楽しむゲームだと思って続けてきました。そしてそのゴールとなったのがマイホームの購入です。こんなふうにゲーム感覚で取り組むと、アイデアもどんどん湧いてくるし、節約はさらに楽しい方向へと進むのではないでしょうか」

小松さんの節約のキーワードはどうやら、「楽しむ」ことのようですね。第2話では、小松家で実践している節約の具体的なノウハウをご紹介します。

教えてくださった方

小松美和(こまつみわ)さん
節約研究家。22歳で結婚し、10年後に離婚。シングルマザーとして4人の子どもを育てながら、日常生活でのあらゆる節約術を実践。6年間で1000万円を貯め、キャッシュで一戸建てを買うという夢を叶える。これまで実践してきた節約のアイデアが話題となり、現在は節約研究家としてテレビや雑誌などで活躍。ABCラジオ「朝も早よから中原秀一郎です」にレギュラー出演中。著書に『月給13万円でも1000万円貯まる節約生活』(アスコム)。
節約研究家 小松美和オフィシャルサイト:http://puich.client.jp/

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