子育て

「幼児教育無償化」で保育園や幼稚園の費用が無料になるの? VOL.2

2019年11月20日

2019年10月からスタートした「幼児教育無償化」。前回は、制度の概要や「何が無償で、何が無償ではないのか」などをお伝えしました。今回は、この制度が子育て世帯にどう受け止められているのか。制度のメリットやデメリット、そして実際に利用しているママたちの本音を紹介します。
「幼児教育無償化」で、保育園や幼稚園の費用が無料になるの? VOL.1(2019年11月19日)

「幼児教育無償化」のメリット



メリット①

子育てに掛かる金銭的負担が軽減される

「幼児教育無償化」の一番のメリットは、子育てに掛かる金銭的負担が軽減されることです。若い世代にとって子育ては経済的な負担が大きく、ひいては少子化の一因にもなっています。しかし、「幼児教育無償化」の実施によって経済的な負担が軽減され、毎日のくらしや将来への不安の解消につながることが期待されています。

メリット②
経済力に関係なく平等に教育を受けられる


2つ目のメリットは、親の経済力に関係なく、子どもが平等に教育を受けられることです。経済的な理由から幼稚園や認定こども園などで教育を受けさせることができなかった家庭も、助成を受けることで、それらの施設に通わせられるようになります。

「幼児教育無償化」のデメリット

デメリット①
無償だけど、全額無料じゃない


「幼児教育無償化」という名称ですが、実際は、幼稚園や保育園に掛かるすべての費用が無料になるわけではありません。子どもの年齢や通っている施設の種類によって、助成される金額の上限が設けられています。

また、通園送迎費や給食費(副食費)、行事費などは無償化の対象外となり、保護者が負担しないといけません。この点は、デメリットに感じる方がいるかもしれませんね。

デメリット②
保育園・幼稚園における保育の質の低下

デメリットの2つ目は、保育の質の低下です。保育料が無償化され、保育園や幼稚園に通う子どもの数が増えることで、1人の保育士が受け持つ子どもの数が増加。保育士の負担がさらに増え、これまでの保育士の人数では子どもへの対応が困難になることが予想されます。
その結果、子どもに目が届きにくくなり、それが保育の質の低下につながるのではないかと言われています。

デメリット③
待機児童の増加


デメリットの3つ目は、待機児童の増加です。無償化になることで、保育園や幼稚園に子どもを預けて働きに出たいと考える保護者が増え、その結果、待機児童の問題にさらに拍車がかかることが予想されます。

制度を利用しているママたちの本音


子育て世帯の経済的な負担軽減を目的にスタートした「幼児教育無償化」。制度を利用している子育て中のママたちは、どう受け止めているのでしょうか。エフコープの組合員に話を聞いてみました。


【組合員Tさん(専業主婦)の場合】
・無償化対象のお子さん:2人(5歳、3歳)
・利用施設:私立幼稚園

うちは同時に2人幼稚園に通っていますが、これまで毎月6万円ほど掛かっていた保育費が1万円ほどで済むようになって、とっても助かっています! でも、私立幼稚園の場合はだいたい月の上限額(25,700円)を超えるから、結局、保育費は手出ししているのが現状です。
また、幼稚園の場合は延長保育に対しても1万円ほど補助が出ますが、保育園の場合は、19時とか20時まで無償化の枠で延長保育してくれると聞きます。なので、今後は保育園に預けたい人が増え、さらに待機児童が増えるのでは?と思いますね。



【組合員Wさん(共働き)の場合】

・無償化対象のお子さん:2人(6歳、4歳)
・利用施設:保育園

この制度がスタートして、保育園に掛かるお金が4~5万円ほど下がりました。保育費は家計の固定費ですが、それが大きく下がるのは、とってもありがたいですね♪
ただ、副食費が園から別途、現金徴収されるようになりました。結局、以前の4分の1くらいは徴収されているので、思っていたよりは出費があるなぁと感じます。



【組合員Tさん(共働き)の場合】

・無償化対象のお子さん:1人(5歳)
・利用施設:保育園

これまで3万円くらい払っていた保育園料が無料に! 月に6千円ほど副食費が掛かるようになったけど、浮いた保育園料で習い事をさせられるようになりました!
今のところ、デメリットは感じません!!



【組合員Hさん(共働き)の場合】

・無償化対象のお子さん…1人(4歳)
・利用施設…保育園

前年は私が育休中だったことや福岡市は保育料が安いことから、保育料はそこまで高くなかったのですが、それでも全額無償になったので助かります。
福岡市は多子軽減制度があって、2人目の子どもが同じ保育園に通う場合は保育料が半額、3人目の子どもが同じ保育園に通う場合は保育料が無料になることから、なるべく兄弟が同じ時期に保育園に通うように家族計画を立てる人が増えるのかなーと思います。

2回にわたってお伝えしてきた「幼児教育無償化」。保活中の方や、これから保活を考える方は、先輩ママたちの声を参考にされてくださいね。


■「幼児教育無償化」について詳しく知りたい方は、内閣府の特設HPをご覧ください

 

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