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ニッキー親⼦の福岡あちこち探訪記 Vol.1 今こそ!「北九州市⽴児童⽂化科学館」で昭和を懐かしむ

2019年08月07日

北九州市⼋幡東区の桃園公園内にある「北九州市立児童文化科学館」は、楽しみながら学べる展⽰でいっぱいの学習施設。⼤⼈にとっては、古き良き昭和レトロな雰囲気を満喫できる場所としても話題です。今回は、福岡市在住ライター・ニッキーが実際に⼆⼈の娘を連れて訪れてみたある⽇のことを振り返りつつ、その魅⼒を紹介します!

まずは、科学の基礎が学べる本館 1 階で⼤はしゃぎ!

1階 屋外展⽰「⽔のエネルギー」。⽔が奏でる鉄琴の⾳⾊が涼やか

北九州市⽴児童⽂化科学館は、展⽰がメインの本館とプラネタリウムがある天⽂館で構成されています。順路が決まっているわけではないので、上映時間が近づいていればプラネタリウムに直⾏、そうでなければ先に展⽰を巡るとスムーズです。

この⽇はまず、エントランスのある本館 1 階から順番に回ることにしました。 

回転する円盤が起こす「ジャイロ効果」を体感。椅⼦が勝⼿に回り出す! 
本館 1 階では、科学の基礎について学べます。というと難しく聞こえますが、実際は⾒て・触って・体感できる、ちょっとしたアトラクションとも⾔えるようなものばかりで、親も楽しい!

中でもウチの娘たちの⾷いつきがよかったのは、個室の中で台⾵に匹敵する⾵速の⾵を体験できる「ウインドシミュレーター」。

この⽇は館内が混んでいなかったのにも関わらず、本展⽰にだけは待ち時間が発⽣していました。

鏡を使ったシンプルな仕掛けのある展⽰の前でも、だいぶ⻑く遊んでいましたよ。
昭和 35年から続く施設とあって、展⽰はこうしたアナログなものが中⼼ですが、今の⼦どもたちにはかえって新鮮なのでしょうね。

調整中という名の、故障している展⽰もちらほら。良い⼦は触らないでくださいね。

2階もとことんノスタルジック。昭和世代は悶絶必至

これは 2〜3 階をつなぐ階段の踊り場

1階を⾒て回ったら階段かエレベーターで 2階へ移動します。階段のデザインがとっても良くて⾒とれました。腰壁がウェーブになっていたり、照明器具が球体だったりと、とってもおしゃれ。昭和~平成初期の公共の建物って、こんな重厚感のある雰囲気だったなぁなんて、久しぶりに思い出しました。

“科学の応⽤”について学べる本館 2 階の⽬⽟展⽰は「ルパンウォーク」。⾚外線に体が触れないようにボタンを押せれば勝ち!私もチャレンジしましたが、かさばったボディが災いして即、撃沈しました(悲)。

そのまま、本館2階からつながる天⽂館 2 階へと移動します。「太陽系運⾏儀」「⽉の満ち⽋け」など⼤型展⽰が多く⾒応えたっぷり! 

こういう昔ながらの⽴体模型を使った展⽰って、⾒ていて落ち着きますよね。モニターの映像を眺めるだけでなく、重量感を持ってしっかりそこに存在する「モノ」の持つ安⼼感が感じられます。

そしてなんと、フロアの⽚隅に昭和感丸出しのガラスキャビネットを発⾒。九州の郷⼟玩具が展⽰されているようです。「児童⽂化科学館」の“⽂化”部分担当コーナーってこと? 説明書きを読むと、どうやら名のある郷⼟玩具収集家の⽅が寄贈されたコレクションのようです。 眺めていると「実家に帰った感」がジワジワと湧き上がり、⼩さい頃の記憶が次々に呼び起こされました。

私が郷⼟玩具たちに⽬を奪われている間、「四季の星座」と書かれたパソコンコーナーで、何かに釘付けになっている娘たち。 

ん?よく⾒たら中⾝は「四季の星座」ではなく「パソコン占い」ではないですか!ノスタルジックなドット絵の画⾯がそそります。しかもガラスの裏に鎮座している機器は、平成元年にキラ星のごとく世の中に登場した懐かしのパソコン”富⼠通FM TOWNS”ときた…! 

早速マウスを“クイック”して先に進み、数⼗年ぶりの「かな⼊⼒」に⼿こずりつつ占ってもらいました。内心、動作は大丈夫かな? と思っていましたが、なんのなんの! FMタウンズ、この令和の時代においてもしっかり動いていい仕事してくれます!

親としては、このパソコン占いコーナーに⼀番ハマってしまいました。

ちなみに隣のブースのパソコンは撤去されたのか、なぜかミラーボールが展⽰されていました。うーん、シュール。 

居⼼地のいいプラネタリウムで宇宙のお勉強

展⽰を堪能している間に上映時間となったので、プラネタリウムに向かいます。昭和45年に開設されたそうですが、現在の機器は2代⽬だそうで、最新のプログラムを楽しむことができます。 

座席は補修されていて、所々⽔⾊のシートに変わっているのもご愛嬌

リクライニングシートでゆったりと満喫できました。快適すぎて実はちょっと寝てしまいました、すみません。 

現在は、プラネタリウム新番組として『おじゃる丸 いん⽯⼩僧がふってきた!』を上映中(~12⽉8⽇)。今晩の星空解説も聞けて勉強になりますよ。

「当館は 2 周遅れて今、トップを走っています!」

最後に、中嶋重利(なかしま しげとし)館⻑にお話を伺いました! 

ーー失礼ながら、予想以上にレトロな施設ですね。中にいると⼦どもの頃に返ったような気持ちになれる、特別な場所だと感じました。 

館⻑:「そうでしょう。当館は歴史がある分設備は2周遅れの感がありますが、それが現代ではかえって⼤きな特⾊となって、時代のトップを走っていると⾃負しています。

北九州市立児童文化科学館の前身は、昭和30年に八幡駅3階に開設された八幡市立児童科学館です。また、昭和35年にここ桃園公園に八幡市立児童文化センターが開設されたのですが、その8年後の昭和43年に同センター分館が建設され、八幡駅の児童科学館が移転統合されたんです。

天文館の増設とプラネタリウムの設置は、昭和45年。そしてその12年後の昭和57年に、現在の児童文化科学館に名称変更されました。

ーーなるほど!勉強になります。 

館⻑:「⽼朽化に伴い休⽌中の展⽰も多くご迷惑をおかけいたしますが、スタッフのアイデアと⼿作りとでカバーしています。ボランティア講師の⽅に協⼒していただく講座も⼈気です。そんな温かみも、ここならではです。 

今年は1963年7月20日にアポロ 11 号が⽉に着陸して50周年のアニバーサリーイヤーということで、今、関連の企画展も開催中です。解説パネルや⽉⾯着陸に関する特別映像を公開していますので、ぜひ多くの⽅にお越しいただきたいですね」 

館⻑:「最後に⼀句。 

夏の⽉ ⼈降り⽴ちて 五十年    重利」 

――「北九州市⽴児童⽂化科学館」は数年後にスペースワールド跡地に移転される構想もあるようなので、今の姿を⾒られるのも、向こう数年だけになるかもしれません。興味がある⽅、ぜひ今のうちに⾜を運んでみてください。 

ですが、この施設⾃体、⼋幡の、そして⽇本の教育史についての史料そのものですから、取り壊すなんてもったいない!この味のある建物を、お茶⽬な館⻑さんごと先々も残していただければいいなと思いました。

⼦どもとお出かけDATA

◎⼦どもトイレ/なし
◎おむつ替えシート/あり
◎授乳室/あり(受付で申し出て救護室を利⽤)
◎売店/なし 
◎飲⾷店/なし 

おもちゃ病院や各種観察会・ワークショップを定期的に開催。 
●イベント情報/2019 年 11 ⽉ 10 ⽇(日)「わくわくサイエンスキッズ 2019」開催予定(当⽇⼊館料無料)

館内1階にはオムツ替えシートが設置される救護室があります。救護室は、昔の⼩学校の宿直室のような造りです。スタッフに声をかければ、授乳目的での利⽤も可能。
⼊⼝の上に掛かる漫画家「ちばてつや」⽒のキャラクターの原画(写真左部分)にも注⽬です! 

また、古い建物だけにトイレは和式が多いのですが洋式もあります。


北九州市⽴児童⽂化科学館

福岡県北九州市⼋幡東区桃園 三丁⽬ 1 番 5 号
TEL:093-671-4566 
開館時間/9:00~17:00(⼊館は~16:30) 
定休日/⽉曜日(祝⽇の場合は翌⽇) 
料金/⼊場料 ⼤⼈150円、中⾼⽣100円、⼩学⽣70円
⼊場料+プラネタリウム鑑賞 大人450円、中⾼⽣300円、⼩学⽣220円
※第 2 ⽇曜⽇(北九州市「わらべの⽇」)は中学⽣以下⼊場料無料(プラネタリウム鑑賞含む) 
アクセス/⻄鉄バス「桃園」下⾞ 15 分、または「市⽴児童⽂化科学館前」下⾞ 5 分。⾞の場合桃園公園駐⾞場を利⽤可
★プラネタリウムの番組内容は、ホームページをご覧ください。

*この情報は2019年8月時点のものです。

Profile

ニッキーニックさん

福岡市在住の四十路フリーランスライター。娘のぴーちゃん(小学5年生・長女)、テイ子(小学2年生・次女)と共に福岡県のあちらこちらに足を運び、現地の様子を感じたままにレポートします。

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