
お葬式に関して決めなければならない事柄は、70項目もあるといわれています。悲しみの中で一から十まで決めるのは、とても大変なことです。基本的な部分だけでも前もって決めておくと、遺族の負担がだいぶ軽くなります。ここでは、できるだけ事前に決めておきたいことをご紹介します。
まず決めなければならないのは、ご遺体をどこに安置するかということです。
【自宅へ】
長く入院していた場合などは、いったん自宅に連れて帰ることが多いようです。
【葬儀会館へ】
最近は、住宅事情などにより、葬儀会館に直行される方も増えています。
自宅、集会所、寺院などで行う方法もありますが、最近は、葬儀会館を利用するのが主流になっています。
【自宅で】
設営はすべて葬儀社が行ってくれますが、祭壇のスペースや焼香の場所、受付や駐車場など、葬儀の規模に応じて、それなりの広さが必要です。
【葬儀会館で】
最近は、全体の約9割の方が、葬儀会館を利用しています。自宅からの距離や参列者の利便性などを考えて、どの葬儀社にお願いするか考えておきましょう。

福岡では9割が仏教葬。葬儀をお願いするお寺は、「どこに納骨するか」で決まります。
【実家の菩提寺に】
実家の菩提寺(先祖代々の墓所がある寺院)に納骨する場合は、たとえ福岡から遠くても、必ずそのお寺に葬儀を依頼します。僧侶が葬儀に来られない場合は、菩提寺もしくは葬儀社から最寄りの同宗派のお寺を紹介してもらいましょう。
【近くのお寺に】
菩提寺も、希望するお寺もない場合は、葬儀社に自宅に近いお寺を紹介してもらうと良いでしょう。
【霊園・共同墓地に】
霊園や共同墓地に納骨する場合は、霊園や葬儀社に相談し、自宅に近い、指定宗派のお寺を紹介してもらいましょう。
※火葬について
葬儀社がご遺族に代わって関係機関におもむき、埋火葬許可を申請して火葬場の予約を行います。一般的に火葬は、死亡後24時間以上経過していなければできません。
家族や親戚をはじめ、故人とつながりのあった友人・仕事関係者・団体・学校などに連絡します。ごく親しい人たちにはすぐに、それ以外の方には通夜・葬儀の日程が決まってから知らせましょう。
【名簿や連絡網】
家族でも、個人的な交友関係は把握しておらず、年賀状や住所録を手がかりにしても、十分に連絡が行き渡らないことがあります。知らせてほしい人の名簿や連絡網は、本人があらかじめ作っておくことをおすすめします。
【死亡広告】
故人の社会的地位や交際範囲などにより、知人全員に連絡が行き届かない場合は、新聞に死亡広告を出すという方法もあります。

最後のお別れは、きれいな写真でしたいものです。しかし、離れて生活している場合、写真のある場所がわからなかったり、遺影にふさわしい写真が見つからなかったりすることも。そのため、急きょ免許証の写真などを使うことも少なくないようです。
【お気に入りの一枚】
お気に入りの写真を、家族に知らせておくと良いでしょう。少し若いころの写真でもかまいません。
【元気なうちに撮影】
元気なうちに、写真館でプロに撮影してもらう人もいるようです。
ご葬儀は決して安いものではありませんから、あわてて決めるのではなく、内容をじっくり検討したいもの。セット料金に含まれていないものや、参列者の人数に左右されるものもありますので、実際に必要なものを確認した上で、事前に見積りを取っておくと良いでしょう。
