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手間のかかる栽培で、 ようやく生まれるフレッシュな味。 (株)八代トマト流通センターの「トマト妻せつこ」と「ミニトマトみーちゃん」
トマト「妻せつこ」を栽培している山下奉昭さんのハウスへ産直品インタビュー:熊本県八代市(株)八代トマト流通センターの生産者の中の山下奉昭さん&稲本道博さん あれ? 青いのばっかりなんですね。赤い実がワーッとなってるところをイメージしてました。「ハウスの中には普通、赤く熟したのはないですよ。あ、こういうのはね、例外です。」 そうなんですか?「トマトは熟すスピードが早いんです。収穫してから組合員さんに届くまでだいたい3〜4日。ですんで、いつ収穫したら組合員さんに一番おいしいものをお届けできるかと考えたら、やっぱりほんのり赤みを帯びた程度で早めにちぎらないとね。」確かに、トマトって買って家に置いててもどんどん赤くなりますよね。「ちぎるタイミングが難しいですよ。」そうですよね。一番ベストな時を見極めるっていうのは…。 「そうそう。でもほら、私としては組合員さんにおいしいの食べていただきたいからね。あ、これこれ。このぐらいがね、収穫するのに一番いい熟れ具合。これぐらいまでならいいかね。」ほんのり赤くなり始めたぐらい…。「はい、はい。」どんなふうに実を取っていくんですか?「ここね、ここんとこを鋏で切っていくんです。」 ああ、そうやって…。それにしても、これ、すごい実のなり方ですね。「けっこう重たいでしょう?」いやホントに。ずっしりしかもこんなにしっかりしてて、ツヤツヤだし。「茎がそうとう丈夫でないと、これだけの重量は支えられませんからね。」立派ですね。 「理想的な実の数っていうのが、あってですよ。」実の数?「はい。6mぐらいの枝に4〜5個。1本の幹に80〜100個。これぐらいが理想。」実が多ければいいってもんじゃない…。「味とかサイズを考えるとね、これより多すぎても少なすぎてもよろしくない。理想の数にどれぐらい近づけるかですね、腕の見せどころっていうのは(笑)。」最近、トマトの品種って増えてますよね。「はい、もう、いろいろと。でも私はね、昔からある苗と昔のトマトの味が好きですから。こだわりって言うたらそれもこだわりなんでしょうね。苗も自分で作りますよ。自分のトマトの苗は自分で作りたいし、買ってくるよりも予算が3分の1でおさまるから(笑)。」 納得したものを作るためには1からご自分で…。「でも、苗ももちろんですけど、土もなかなか大事でね。」そうでしょう。八代はトマトの栽培が盛んですよね。もともとトマトに向いた土壌なんですか?「ここは粘土の干拓地で、昔からトマトは盛んですね。それでもね、苗を植える前の1ヶ月間は土作りですよ。」1ヶ月間も?!「そうそう。土壌の消毒っていうか…水を流して、肥料に含まれとった塩分を洗ってしまうんです。土に塩分があると甘くはなるけど、実の数が増えないから。」へぇ〜「そうやって土がととのったら、たい肥を入れて豊かな土にして…。」 さぁ植えましょう、と。「そうそう。」すでに植えるまでの準備で大仕事。「そこからがまた…いろいろ。」はい。「トマトは定植してからの1週間が勝負なんですよ。苗を生かすも殺すも1週間が勝負。」え? たった1週間で勝負が決まる…「なんといったって、水やりですね。もうこれがね、命。私はね、定植した後は毎朝3時か4時にここに来て、1本1本にていねいに水をかけるとです。」 そんなに朝早くから…。「トマト農家はよく「水やり10年」と言うんですよ。10年でやっと水やりを覚える。」水やりに10年?「うちは息子と一緒にトマト作ってますけどね、息子は今年40歳ですけど、まだ任せられん(笑)。」そんなに難しいのか…。「おひさまと相談して、花の時期とか枝の伸び具合とか、実の数とか糖度とかを考えながらね。」 そういうのが全部、与える水の量に関係してくるんですか?「そうですそうです。水をかけすぎると体ばっかり大きくなって肝心の実が大きくならない。かといって水が少ないと体ができない。」体もしっかり、実も大きくするための「これぐらいの水の量」って言う…。「料理作るみたいに、ハイ水は何ccってわけにもいかない。おひさまのあたり具合もちがうし、苗の育ち具合もそれぞれ違うから。」そこは長年の勘で見極めるしか、ですね。「はい、そういうことです。トマトはね、水の量ってのはずっとついてまわります。実がなりはじめても、甘くしようと思えば水を少なくすればいい。でも、水をある程度与えないと樹が育ちませんし。」 はぁ…。トマト栽培ってひとことで言っても、なんだか奥が深すぎて…。「あとは受粉のタイミング、これも。天気との兼ね合いがあるんで、今っていうタイミングを見て、ハウスの中に蜂を放って受粉を促すんです。この時期を決めるにもコツがあります。まだ残ってますね、これが花です。」正直、トマトがそんなに難しいとは知りませんでした。「いわゆるね、マラソンと同じ。ゴールのことを考えて、スタート地点から走り始めて、ずっと体力を保ちながら、途中で転んだりしないように走り続ける…。」山下さんはトマトのマラソンをどのくらい続けていらっしゃるのですか?「今年70歳だから、もう54年になりますよ。お、もうそんなになるか(笑)。」54年? 大ベテランですね。 「作るからには、自分は常に理想を追いかけているつもり。トマトは何年やっても好きですね。嫌なことがあってもここに来たら元気が出る。トマト畑はいいですよ。それに、自分が作ったトマトで組合員さんにも喜んでもらいたいし。」あ、そういえばこれ、5月にエフコープであった組合員商品活動交流会の参加者から山下さんへのメッセージです。山下さんが組合員さんにしてくださったトマト栽培の話、好評でした。「ああ、あの時の…。ありがとうございます。うれしいですね。」 そうそう、もうひとつお聞きしたいことがありました。この『妻せつこ』っていう商品名…。「これはね。八代トマト流通センターの創始者が、トマトに自分の奥さんの名前をつけたところから始まっているんです。」そうでしたか!いや何だろうなぁと。「響きがいいでしょう。女性的な感じがしてね。」組合員さんにも定着してるし…。「いい『妻せつこ』を届けられるように、がんばらなくてはいけないですね。」ありがとうございました。これからも期待しています! ミニトマト『みーちゃん』を栽培している稲本道博さんのハウスへ こんにちは。遅くなってすみません!「いえいえ、お待ちしてました。」今取ったやつですか?「そうです。収穫はだいたい朝7時頃から始めて、11時ぐらいに終わりますね。こうやって手でちぎって…。」 ぷりぷりしてかわいい「『みーちゃん』って名前ぴったりでしょう?」そうですね。 「ミニトマトは普通のトマトより生長が少し早くて、定植してから50〜55日で収穫なんです。」へぇ。それにしても、ハウスの中すごいきれいですね。枝の長さも揃ってるし、手入れが行き渡ってます。「枝の長さがだいたい8mぐらいで、実は23段になるように。」 それが適正な長さと数なんですね。「そうです。そうなるようにね、こう、花を間引いたり剪定したり。」今、山下さんのハウスに行ってきたんですが、トマトは難しいっていう話をいろいろお聞きしました。「そう簡単にはね(笑)、いかんとですよね。」水やりが大変だとうかがいましたが…。 「聞かれましたか? トマトは、そうねぇ。1度にいっぱい水をやると根腐れするから、こまめにちょこちょこやるんですけど。」はい。「土が乾いてしまったら水分が多いトマトができないし、水をやりすぎると今度は味が薄くなるし。」なかなか…。「はい、なかなか(笑)。成長に合わせた温度管理もね。」 午前中で収穫が終わったら、午後からはどんな作業を?「午後からは選別ですね。小粒だから細かい作業なんで、これがまた。」奥様とご一緒にやってらしゃるんですね。よかったらお二人の写真撮らせていただいてもいいですか?「はい…こんな恰好ですけど(笑)。」奥さんの赤いシャツがきれいですね。トマト色で。 「夫婦で並ぶっていうのも照れますね。緊張します(笑)。」ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 山下さん&稲本さんのトマト畑は、こんなトコロ 八代海の干拓地が広がる、自然豊かなエリア。車で走るとあちこちにトマト畑が点在しているのがわかります。貴重な野鳥も多く生息する、潮風が気持ちのいいのどかな風景が印象的。   
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