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活動報告

2017年06月20日

第1回「ヨコオ循環型農業交流会」を開催しました

組合員理事 佐藤智重

この交流会は、みつせ鶏や鶏肉の加工品などでお馴染みの株式会社ヨコオの協力のもと、3回通しで、(株)ヨコオで行っている循環型農業と赤鶏(みつせ鶏、ふもと赤鶏)について学んでいただくことを目的に、ふれあいかわら版で募集を行いました。

(株)ヨコオ地域の生産者と連携し鶏糞を利用した肥料を使い飼料用米を栽培し、その飼料用米をみつせ鶏などのエサに活用する循環型農業に取り組まれています。

第1回目は、6月8日(木)に組合員9名と(株)ヨコオのみなさま、エフコープ・コープ九州の役職員、計18名で、開催しました。

9時30分に鳥栖駅に集合、早速バスで第1の目的地「ヨコオファーム玖珠農場と堆肥センター」に向かいました。

■バスの車中(鳥栖~ヨコオファーム玖珠農場)

参加者の自己紹介を行いました。組合員さんから「野菜作りをしていて堆肥づくりに興味があります」「循環型農業の文字が目に留まりました」「幼いころの経験で鶏は苦手ですが・・・区域委員会で学んだことを伝えたいです」等々の声をいただき、和やかに交流会がスタートしました。

次にヨコオ様から「ヨコオの赤鶏」の冊子を使いながら「赤鶏にこだわり続ける理由」の説明をお聞きしました。生産効率を重視した鶏ではなく、おいしい鶏をお届けするには、「赤✕赤」しかない・・・と今も研究を続けておられます。赤とは・・・赤鶏系のことで、国内で流通する鶏のわずか約2%で、鶏本来の血統と姿を保ち優良肉用鶏の一種とのことです。また、この血統の良さを引き出す適切な飼料や飼育法で60~80日かけ時間をかけ育てることでおいしさが増すそうです。

■ヨコオファーム玖珠農場

日田インターから日田杉を積んだトラックとすれ違う一般道を経て、標高750m山深いヨコオファーム玖珠農場に到着しました。

農場は、鳥インフルエンザ等もあり通常見学はできないのですが、防護服を着て今回特別に鶏舎を見学させていただきました。一棟200坪1㎡あたり約12羽というゆったりと大切に育てられている様子に組合員からは「喧嘩しよるね」「遊びよるね」の声。また、生産者の方へ鶏舎の温度管理など飼育環境について質問されていました。鶏の様子を見ながら空調等の調節をされているそうです。

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堆肥センターでは、鶏糞を63℃で発酵そして反転を繰り返してつくる堆肥とそれをペレット状にする過程を見学しました。

堆肥づくりは既に鶏舎から始まっており、(株)ヨコオでは放線菌を繁殖させることで、雑菌が入り込まない「バイオコントロール」で特許をとられています。この堆肥に腐植酸を加えた肥料を農家に供給しています。組合員からは、堆肥についての窒素成分等、たくさんの質問が出ていました。養分があるのは鶏糞、土壌改善には牛糞だそうです。

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■バスの車中(ヨコオファーム玖珠農場~佐賀県東背振)

みつせ鶏本舗のお弁当をいただきながら、オリジナル飼料についての学習がありました。化成肥料を使うことで、一人で出来る農業になったが、それがほんとうに自然なことなのかという考えのもと、(株)ヨコオでは30年前から堆肥についての取り組みをされており、この堆肥に腐植酸を加えた肥料を農家に供給し、飼料米がつくられています。この飼料米を含む4割を国産で賄い赤鶏に適したオリジナルの配合飼料を自社で製造されています。

■飼料米管理舎見学、みつせ鶏本舗

佐賀県吉野ヶ里町にある飼料米管理舎は、地域の生産者からの収穫後12~14℃で温度管理され、ここから飼料センターへ運ばれます。その後みつせ鶏本舗でお買い物をしました。

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■次回に向けて

今回の最後の見学場所は飼料米管理舎でした。次回10月の飼料米の圃場見学へとつながります。今回の説明の中で、微生物に助けらえた「微生物の循環」という言葉が印象的でした。より自然に近いことに目を向けそれが循環することでお肉のおいしさにつながり、それを食する私たちの心の豊かさにつながることを感じました。組合員からの次回への期待一杯の言葉で今回の交流会を終えました。対応いただいた(株)ヨコオのみなさま、ありがとうございました。

<参加者の感想(抜粋)>

  • 鶏舎が臭いのかなぁ・・・と思っていたけど、全く臭いがなくてびっくりしました。管理が行き届いていることが伝わりました。飼料はしっかりと温度管理されていて、こだわりが分かりました。
  • 防護服まで準備し鶏舎の見学までさせていただいたことに本気度を感じました。
  • 防護服を着用しての鶏舎見学で冬場だけでなく年間を通じて鳥インフルエンザ等の防疫に対応しているのだと改めて思い、とても貴重な体験をさせていただき、とても感謝しています。
  • 大変意義ある学習会でした。ようやく、循環型養鶏農業のあり方を間近で感じることが出来ました。
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