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活動報告

2017年06月14日

産直の「尾鈴豚友会・ミヤチク都農工場」を視察訪問しました

組合員理事 谷口純子

5月18日~19日、産直として北九州市民生協からの長きにわたるお付き合いの尾鈴豚友会と、加工して届けていただいている(株)ミヤチク都農工場を訪問しました。1979年に発足した「尾鈴豚友会」は、現在4戸で後継者も含め7名の生産者で組織されており、エフコープとのお付き合いは1985年から始まっています。

■1日目・・・尾鈴豚友会視察

訪問した川南町に在る尾鈴豚友会事務所で一番に目に入ったのが、壁に貼られた「おかえりなさい!尾鈴豚友会さん」と書かれたエフコープ組合員からの激励の寄せ書き集です。

2010年、宮崎県内で発生した口蹄疫により、家畜生産者は全てを殺処分せざるえない状況のなか、尾鈴豚友会も同じように全てを失っています。

「すべてが終わった」という失意の2年後、「尾鈴豚を食べたい!」との組合員の声の後押しもあり見事に再開され、現在は店舗やカタログで取り扱われるようになりました。「その時の組合員からのメッセージの感動と感激は忘れられません」と理事長の服部さんはいつもお話されています。

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今回の視察は、産直3原則にある「産地との交流があること」に基づき、長年産直産地として生産・供給いただいている生産者のみなさまとの交流が目的です。

1985年より、職員研修や組合員バスツアーの農場訪問を企画し、当時の広報誌には、放たれた豚を目の前にしながらの和やかな雰囲気での交流などが紹介されていました。

そのようなお互いの顔が見える交流も口蹄疫による影響での防疫対策として、現在は残念なことに産地訪問は行われていませんが、尾鈴豚友会の方々からは、産直大会や商品学習会、店舗周年祭などには来福していただき、組合員とのふれあいを大事にしていただいていることに感謝です。

これからは、以前のように、組合員を募って産地を訪問する企画もできるのではとの提案もいただき、「交流が何よりも大事」を幾度となく繰り返されている生産者の思いにもよりそい、先々には実現ができるのではと期待を抱いています。

事務所での交流後、服部さんの豚舎を見せていただきました。もちろん、防疫の規制により中には入れませんが、小高い山の奥の緑の木々に囲まれ、まるで公園の中に在るような豚舎棟の環境の良さに驚きです。尾鈴豚のおいしさは餌と肥育に在ることは知られていますが、今回、豚舎棟を見せていただいたことでこの雄大な自然の中の環境であることも分かりました。

また、後継者についても、豚友会では息子さんや娘婿さんなども一緒に従事しており、消費者として何よりの安全・安心を実感することができました。

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■2日目・・・ミヤチク都農工場視察

(株)ミヤチクは尾鈴豚をと畜・加工し、組合員にお届けする形態に加工する福岡県のみやこハム・JA全農ミートフーズ九州支社・エフコープ店舗に届けています。訪問した都農工場は2年後の4月完成をめざし、現在、組合員の見学も視野に入れた工場を建設中です。

今回は、特別に工場の中を見学させていただきました。工場には大きなラインが2本あり、処理解体室からレールに吊り出されてきた枝肉を手早く部位ごとに刃物でカットされていく作業に職人技をみているようでした。残念なことに尾鈴豚の加工日(月・火・木)ではなかったのですが、工場長より「エフコープのラインは、5ミリの脂の厚さにすることや少しの骨までも除去するなど時間をかけています」とお聴きしました。豚肉は脂身の厚さで評価がされるとの事です。

このように、たくさんの人の手でいくつもの行程を経て、私たちの食卓にあがっているのだと、あらためて「いただきます」の意味を実感しました。

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<感想>

口蹄疫により生産中止を余儀なくされてからの再開後、尾鈴豚友会さんは、エフコープの大きなとりくみや区域の企画など、遠方にも関わらず来ていただき、組合員とともに情宣活動をされています。

今回、エフコープから生産地を訪れ、今後の組合員との交流の実現に向けて具体的に意見交換したことが、実際に実現できたら組合員と生産者双方にとって楽しい企画になるのではと思います。

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また、今回は口蹄疫の終息宣言から2年目に設置された「口蹄疫メモリアルセンター」を見学。約30万頭の家畜が処分され、地域経済や県民生活に大きな影響を及ぼした口蹄疫についての丁寧な説明のパネルや全国から寄せられた激励の色紙などが展示されており当時の行政の対応も含め、緊張した様子が伺える学びの館内となっています。

今回の訪問では、とにかく、―にも二にもおいしい尾鈴豚をエフコープの産直商品として自信をもっておすすめできることや全ての食には自然の恵みの恩恵と幾重の人々が携わり作られてきていることが再確認でき、これからも、しっかりとおすすめしていかなければと思いました。

尾鈴豚友会のみなさま、ミヤチク都農工場のみなさま、いつもおいしいお肉の生産と加工をありがとうございます。これからもおいしいお肉を届けてください。

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