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活動報告

2019年08月21日

2019年度「長崎平和の旅」に参加しました

組合員理事 豊島静枝

8月8日~9日、長崎平和の旅に10人(組合員大人6人、小学生1人、スタッフ2人、組合員理事1人)で参加しました。エフコープでは、毎年平和活動の一環として、被爆地広島・長崎を訪ね被爆の実相・全国の生協の活動を学ぶ旅を行っています。そして、この旅の一部は、組合員のみなさんより寄せられた平和活動募金を活用させていただいています。

■8月8日 ピースアクションinナガサキ虹のひろば

長崎市民文化会館文化ホールで開催された、日本生活協同組合連合会・長崎県生活協同組合連合会主催のピースアクションinナガサキ虹のひろばに参加しました。会場は、全国からの生協の組合員でいっぱいでした。ピースアクションinナガサキの開催目的は、戦争も核兵器もない平和な未来を~ナガサキ・ヒバクシャの想いを継承し、日本・世界に広げよう~です。虹のひろばは、長崎大学チアリーディング部のオープニングで始まり、鐘の音の中全員で黙とうを捧げました。

来賓として田上長崎市長がお忙しい中ご挨拶いただきました。「過去を話すことで、今、そして未来の問題を知り、感じることから始まる。平和の大切さの表現はいろいろあってよい。平和のことを自分の心で考える時間にしてほしい」と言われました。田上市長からお友達として紹介され登壇されたのが、松井広島市長でした。予定にはなく、サプライズで会場がどよめきました。「地球が持続可能なものになるために、2市だけではなく市民社会総意で被爆者の想いを世界へ届けよう。一人ひとりの力が、為政者の考えを変えていき核兵器のない世界の先にある恒久平和に向けて共に頑張りましょう」と述べられました。会場は、一段と大きな拍手に包まれました。

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学習講演および地元の取り組み紹介が行われ、その中で、中村桂子准教授(長崎大学核兵器廃絶研究センター)による「核兵器をめぐる世界の動きと私たちにできること」の学習講演は、講師が、会場に質問を投げかける形式で進められました。

例えば、
Q.核兵器は増えている?減っている?
Q.核兵器のない世界は実現できる?

みなさんは、どう答えますか?

講演の最後に、地球上に存在する核兵器の数13,880発を体感するために、BB弾13,880個を缶に1個、1個、そして続けてすべてを落としました。BB弾が耳を突き破りそうな音と共に存在する核爆弾の数に恐怖を覚えました。そして、2019子ども平和会議inナガサキに参加した子どもたち(エフコープの子どもたちも参加)によるアピール文が読み上げられました。フィナーレは、被爆者歌う会「ひまわり」の合唱で終了しました。

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■原爆資料館・平和祈念館見学

原爆資料館は、数多くの被爆の惨状を示す写真や資料が収集展示されており、永井博士の活動、核兵器の開発の歴史など核兵器のない世界に向けて長崎から発信されています。多くの外国人が説明に見入っていました。隣接した平和祈念館は、平成15年に開館し、原爆死没者名簿(令和元年8月9日182,601人)が納められた追悼空間や被爆体験記集などの閲覧室、平和メッセージを書き残すコーナーなどがありました。

■8月9日 被爆74周年 長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典

持ち物チェックを受けた後、9時には参加者10人で平和公園の会場に着席しました。朝から気温が高く、暑さ対策として水、おしぼり、瞬間冷却剤などの配布、ミスト散布が行われていました。

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式典は、10時40分に被爆者の合唱で始まり、3,402人の原爆死没者名簿が納められ、奉安者は182,601人になりました。11時2分に参列者全員で黙とうを捧げました。田上長崎市長の平和宣言は、被爆者の女性が書いた詩の朗読から始まりました。核兵器をめぐる世界情勢の危険状況を危惧し、世界の市民社会に呼びかけています。あきらめず、そして無関心にならずに、地道に「平和の文化」を育て続けましょう。そして、核兵器はいらないと声を上げましょう。日本政府に訴えています。一刻も早く核兵器禁止条約に署名、批准してください。最後に、原子爆弾で亡くなられた方々に哀悼の意を捧げ、平和を築く力になりたいと思うすべての人たちと力を合わせて、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現に力を尽くし続けることを宣言されました。

「平和の誓い」は、被爆者代表として山脇佳朗(85歳)さんが行いました。自らの体験を語り、核兵器廃絶を訴えられました。60歳から独学で学んだ英語で締められました。

Please lend us your strength to eliminate nuclear weapons from face on the earth and make sure that Nagasaki is the last place on Earth to suffer an atomic bombing.   Thank you.

■被爆遺構見学

長崎のララコープのガイド小畑俊夫さんの案内で原爆落下中心地や城山小学校周辺を見学いたしました。日は照っていませんでしたが、午後の暑い中約2時間のコースでした。

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原爆落下中心地碑の傍には、「下の川」が流れ、移築された浦上天主堂遺壁や被爆当時が分かる地層を見ることができました。そこから、500m離れたところに当時城山国民学校はありました。旧校舎が、被爆遺構として保存公開されています。学校は小高い丘にあり、防空壕の後も数多く残っていました。被爆校舎の中には、亡くなった教職員の写真が展示してあり、大半は女性でした。1,500人の児童のうち1,400人あまりが家庭で亡くなったそうです。

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この日のグラウンドには元気に遊ぶ子どもたちの姿が見られました。見学行程では、参加者が積極的にガイドさんに質問をされていました。

2日間の長崎平和の旅を無事に終えることができました。小学生の参加がありましたが、お父さんが分かりやすい言葉で説明をされ、お二人でいろいろと話されているのが印象的でした。私たちは、平和を祈り、願うだけではなく、これから先どうすればよいか考えていかねばなりません。今後、参加した10人がそれぞれの言葉で核兵器廃絶、世界の恒久平和を発信していくことも大切と思っています。

あわせて、エフコープも取り組んでいるヒバクシャ国際署名にみなさんご協力どうぞよろしくお願いします。

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