春です。さまざまな植物が冬の眠りから目を覚まし、地上を彩り始める季節。その代表といえば、やっぱり桜ですね。今回の「ぐるぐるエフコープ」は、福岡市の花の名所のひとつ、福岡城跡(舞鶴公園)を訪れて、穏やかなシーズンの到来を感じてきました。

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筑前福岡藩の初代藩主・黒田長政が慶長6年(1601年)から7年がかりで築城した福岡城。現在は、本丸など、城の主だった建物こそありませんが、大きな岩を組み合わせた石垣や土塁などから、その重厚な造りを容易に想像することができます。全国的にも有数の規模を誇り、1957年には国史跡に指定。その城内に咲き誇る桜の木々は、訪れる人をやさしく迎えてくれます。取材当日はやや花冷えのする天気。それでも、たくさんの見物客が、写真を撮ったり、お弁当を食べたりと、思い思いに花見を楽しんでいました。

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古木の幹から分かれた枝々に咲いている、白い花弁に薄いピンク色を浮かべた桜は、華やかさを互いに競っているかのようにも見えます。春の日差しを縦横に反射させている、その光景は、まさに今が盛り。福岡城のお濠や城内を桜色のベールで覆い、見事な景観をつくりだしています。城内への入り口から石造りの道を踏みしめながら、中へと進んでいくと、昼間だというのにすでにブルーシートがひかれ“場所取り”の人たちも。さらにいちばん上にある大天守跡までくると、周囲は360度のパノラマ。福岡市の都心から西部にある福岡タワーやヤフードームまで眺望が広がっています。石垣の上から見下ろせば、幾重にも重なった桜の木々が目に飛び込んできて、天空の世界にいるかのようです。

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この福岡城のエリア内にある平和台陸上競技場では、高校生と思しき若者たちが、スタートダッシュの練習や、長距離のインターバルトレーニングなどに励んでいました。福岡国際マラソンのスタート・ゴール地点にあたり、数々の名勝負が繰り広げられた場所でもあります。また、同じく同敷地内にある平和台野球場跡のことも特筆しておかなければならないことがあります。それはこの地から日本に3箇所しかない鴻臚館跡が発見されたこと。鴻臚館とは国の迎賓館にあたり、古代国際交流の玄関口として福岡が位置づけられていたことを物語っています。現在も発掘調査が行われており、遺構をそのまま見学できる建物もありますから、こちらも要チェックです。

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福岡城跡の大濠公園側の入り口には、移動式の店を構えるホットドック屋さんがあります。店の人にお話をきくと、かれこれ40年あまりもここで営業をつづけているということ。さっそく注文して食してみると、焼きたてのパンとパキッとしたウィンナーに、少し甘めのソースとピリッとしたマスタードがからんで、どこか懐かしさを感じるおいしさです。キャベツもたっぷりはさまれていて値段は250円とうれしい一品でした。長い間、人気を保っているのにも納得です。

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写真11:拡大画像が開きますさて、このエリアはエフコープ城南支所の配達区域。都心との距離は近いものの、その喧騒を離れた場所なので、マンションなどが密集している住宅街。トラックを止めるのもままならない区域ではありますが、四季折々に移ろい行く福岡城跡の姿はそんな苦労も忘れさせてくれるようです。その景観と商品を楽しみに待っている組合員さんに励まされながら、今日もエフコープのトラックは走っていきます。



福岡県の隅々まで、りんごマークのトラックでぐるぐる走り、組合員の玄関先にまで食卓の安全・安心をお届けしているエフコープ。このコーナーでは、その時期「福岡」を象徴する風景のなかにある「エフコープ」をご紹介していきます。