微生物検査に必要な道具④

今回紹介する機器は、「自動コロニーカウンター」です。

コロニーカウンター①

 

以前紹介したインキュベーターで培養した後に、微生物の数を計測するときに使用します。

 食品によっては、微生物がたくさん出てしまい、手動で計測することが困難な場合があります。

そんな時にこれを使えば、ボタン一つで自動でコロニー(菌の集まりで、下の写真の白い丸)の数を計測してくれます。

コロニーカウンター②   コロニーカウンター③

 

 ちなみに、手動で計測するときは下の写真のようにして、一個ずつ計測しています。

カウント

 

 :-D 実際に目で見て計測するのも正確ですが、機器に頼ることも大切です。。。

(M・Y)

 

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2021/04/26 | コメントをどうぞ

微生物検査に必要な道具③

 今回紹介する機器は、「インキュベーター(恒温器)」です。

インキュベーター  インキュベーターとは、庫内の温度を一定に保つ機器です。 微生物を培養するには一定温度で一定時間保つ必要があるため、試料液を塗布したシャーレをインキュベーターの中に入れて培養します。

   微生物がいると培養したシャーレは下の図のようになります。

  左:培養前      右:培養後

培養前 培養後

微生物によって培養温度や培養時間が異なるので、商品検査センターでは複数のインキュベーターを用意し、培養温度を分けて使用しています。  

また、インキュベーターの他にも、温度を一定にした水の中で培養する恒温水槽というものも使っています。

これは、インキュベーターと比べてより温度を一定に保つことができます。  

恒温水槽  

意外にも微生物の培養は繊細です。

(M・Y)

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2021/04/23 | コメントをどうぞ

ねばねば成分

OIP[2]オクラやヤマイモなど「ねばねば」と言えば「ムチン」と思われる方は多いのではないのでしょうか?

実はこの 「ねばねば成分」=「ムチン」 について2020年「食品工業辞典」で訂正されました。

 (訂正前)

動植物より分泌される粘質物一般を言う。

 

(訂正後)

動物より分泌される粘質物一般をいう。

 

(食品工業辞典(日本食品工業学会編、昭和54年第1版発行)の用語解説の訂正について

https://jsfst.smoosy.atlas.jp/ja/notices/71

 

このように訂正されたことで、オクラやヤマイモのねばねば成分はムチンと呼ばなくなりました。

元々「ムチン」は動物から分泌されたねばねば成分と決まっていたのですが、

「動物から出る粘質物(ねばねば成分)」=「ムチン」

「ねばねば」=「ムチン」

「動植物のねばねば」=「ムチン」

となってしまったようです。

 

このよう一般的に使っていた言葉が違っていたとは、驚きですよね。

(ちなみに1928年に生物工学会誌で、すでに指摘されていたようです。「生物工学会誌 97巻1号」)

(Hana-m)

 

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