【解説】
「環境に、従業員に、消費者にフレンドリー(親しみのある)なバナナを作りたい」という思いが、商品の由来だそうです。フレンドリーバナナは、組合員の声から生まれた生協限定の商品です。
【解説】
バナナの栽培には、十分な水が必要です。バナナの栽培に適した気候条件は、一年中暖かいこと・台風の通り道でないこと・降雨が一年中あることです。フレンドリーバナナは、フィリピンのミンダナオ島のビスカヤ指定農園で栽培されています。
【解説】
バナナは、種から育てて芽が出て木になるのではありません。正確には「木」ではなくバショウ科の多年草で「草」です。しょうがと同じ仲間です。フレンドリーバナナは、収穫後切り倒した横から成長してくる子株から組織を取り出し培養して、健康なバナナの株に成長させます。そのあと実がなり、おいしいバナナができあがります。
【解説】
はじめは下を向いていますが、成長するにつれ太陽の方へ先が上に向いていきます。
【解説】
一般的には、虫除け効果のある農薬を染み込ませた袋を使いますが、フレンドリーバナナは、農薬を含まないものを使用しています。バナナは苞(ほう)と呼ばれる蕾(つぼみ)ができ、その中にバナナの赤ちゃんができます。この時に、蕾への虫の侵入を防ぐために、穴の開いていない透明な袋をかぶせます。その後、蕾が大きくなり下に垂れ下がった段階で、穴の開いた半透明の袋をかけます。また、雨によって細菌が袋の穴から侵入するのを防ぐためにさらに袋掛けをします。このように育成中のバナナを害虫から守るために手間をおしまず丁寧な手作業で、できるだけ農薬を使わないように栽培されています。
【解説】
熟したバナナには日本に生息しない害虫が寄生している恐れがあるため「植物防疫法」により輸入禁止になっています。バナナは緑色のうちに収穫され、硬く渋い状態で輸入されます。日本に入ってから室(ムロ)で5日程追熟することで、黄色く軟らかい甘いバナナになります。
【解説】
水分とともに存在する細胞内のカリウムと細胞外のナトリウムのバランスが崩れることからむくみが発生します。予防するには、カリウムを多く摂ることが大切です。ちなみにバナナ1本で1日に必要なカリウムの10分の1を摂ることができます。
【解説】
バナナは100g当り86キロカロリーと低カロリーです。86キロカロリーは、ごはん茶碗ですと3分の1杯分と同じくらいです。
【解説】
以前はそのまま輸入し、古賀市のサミット神戸合同物産福岡営業所で選別・カットして緩衝材(エアーマット)に包んで出荷していましたが、現在はフィリピンのミンダナオ島で行なっています。また、包材は、2017年10月よりバナナと同じ包材(緩衝材に包んでいない)に変更しています。これらのことは、フィリピン現地での雇用を生むことや、使用資材を減らすことでの環境負荷低減につながっています。
【解説】
土壌の有機物を分解してくれるミミズを園地に放ち、肥沃な土を生み出しています。このミミズも土壌のこだわりの大事な要素としています。また、フレンドリーバナナを育てているローランド地区は、低地であるため水たまりが多く、カエルが住みやすい環境で、害虫を食べてくれます。
【解説】
フレンドリーバナナには、「海外園地指定マーク」が付いています。基準に沿って、定期的に生協の担当者が産地を視察訪問し生産状況の確認を行っています。また、フレンドリーバナナの生産団体のトライスター社の方々も定期的に来日されていて、その際には組合員との交流も積極的に行っています。